執筆者: Elena Andreula / UL EMEA規制プログラムのエキスパート

調和規格の失効日

欧州連合官報で発表された調和した欧州規格(EU)に準拠した電子機器は、対応する調和規制要件に準拠することが求められます。

新しい欧州調和規格の編集や変更は、廃止される規格の失効日(DOW)から開始することが必須になります。

この日付は、規格の旧版と新版の両方が、関連指令の重要な必要条件に対する「適合性の推定」を主張するために使用することができる期間の終了を意味します。その日以降、旧版の規格に準拠して製造された製品に対して「適合性の推定」は主張できません。

以下は、最新の予想される調和規格の変更の概要です。

EN 60335-1:2012/A12:2017/A13:2017 DOW 2020-05-03 – 新規変更

2016年4月に発効された新しい電圧指令2014/35/EUと機械指令2006/42/ECの下で、規格が欧州連合官報に記載できるように、重要な変更は追加されたAnnex ZZに関連します。これは、低電圧指令の新しい合法的な枠組みと規格を適合させるものです。

EN 60335-2-6: 2015 DOW 2018-02-09はEN 60335-2-6:2003/A11/A12/A13/A1/A2に変更されました。

EN 60335-2-6は固定電子調理レンジ、調理用レンジ、オーブン、家庭用の同様の家電の安全性に対応しており、定格電圧は、1相とニュートラルの間で接続されている家電では250V、その他の家電では480V未満です。この規格には、船舶で使用することを想定したオーブンの要件もいくつか含まれています。

重要な編集の変更は以下のとおりです。

  • 蒸気オーブンの要件の概要
  • 船舶での使用を意図したオーブンの要件の概要
  • オーブン棚の建築と試験の要件の明確化
  • 接触可能なオーブンの表面温度のオプション値の概要
  • 警告を含む固定化手段の概要
  • さまざまな家電の代表的な期間の明確化(10条)
  • 内蔵型ベンチ下オーブンの漏洩試験の概要

EN 60335-2-25:2012/A2:2016 DOW 2018-12-28 – 新規変更

60335-2-25は家庭用および同様の使用方法を想定した電子レンジの安全性に対応しており、250V以上の電圧にならないように規格化されています。この規格は、オーブンレンジの組み合わせにも対応しています。

A2には以下の変更が含まれます:

  • EN 60335-2-6:2015の旧資料を含む
  • 21.104の試験中に破損した電子レンジの扉の外部グラスパネルにコンプライアンスのオプションを追加
  • Annex Aのルーティン試験状況の修正
  • 船舶で使用されるマーク要件の修正(Annex BB)

EN 60335-2-34:2013 DOW 2018-06-27がEN 60335-2-34:2002/A1/A2に変更

EN 60335-2-34は、密閉(密閉および半密閉タイプ)モーター圧縮機に対応し、家庭用および同様の目的のための使用を意図した機器であり、そのような機器に該当する規格を順守した保護とコントロールシステムに対応します。通常の使用状況で発生する可能性がある深刻な状況下で、別々に試験されたモーター圧縮機に適用され、定格電圧は単相モーター圧縮機では250V、その他のモーター圧縮機では480V未満です。この規格は、モーター圧縮機が使用される特定の家電に関連した規格要件に代わるものではありません。しかし、モーター圧縮機がこの規格遵守している場合、特定の家電規格に指定されたモーター圧縮機の試験は、特定の家電や部品に実施する必要がない場合があります。モーター圧縮機コントロールシステムが、特定の家電コントロールシステムに関連付けられていない場合、最終完成品で追加の試験が必要になる場合があります。

EN 60335-2-35:2016 DOW 2018/10/12がEN 60335-2-35:2002/A1/A2に変更

EN 60335-2-35は、沸騰温度以下で水を温める家庭用および同様の目的の電気瞬間湯沸かし器の安全性に対応しています。これらの温水器の電圧は、単相家電は250V、その他の目的では480Vの電圧で定格化されています。重要な変更は以下の通りです。

  • 注記を標準テキストに変換(7.12, 7.102、8.1.5、22.104、22.109.3)
  • 19.13, 22.109、A.101の注記を削除
  • プログラム可能な電子回路を装備した家電にAnnex Rおよび22.108を追加し、温水器の要件を追加しました(22.50, 22.51)。国家委員会の注意は、機器製造業者および試験期間が、新しい要件に従って製品を製造するため、新たなテストまたは修正されたテストを実施する準備のために、新版、修正版、改訂版のEN広報の公開後に、移行期間を必要とする可能性があるという事実に集中しました。委員会では、この広報の内容が国内で、公開日前の12ヵ月以内公開日から36ヵ月以内に採用されることを推薦しています。

EN 60335-2-58:2005/A2:2015 DOW 2018-12-18

60335-2-58は、水の加熱や乾燥の手段の有無に関わらず、家庭での使用を目的としていない、食器、グラス、カトラリー、同様の品目の洗浄のための電動式食洗器の安全性に対応しています。定格電圧は、1相とニュートラルの間に接続された単相家電は250V、その他の家電は480V未満です。この規格範囲内の家電は、レストラン、食堂、病院、パン屋や肉屋などの商業施設で使用されます。

重要な変更は以下の通りです。

  • この修正は、プログラム可能な電子回路により制御される家電の追加要件を含みます
  • 洗剤および濯ぎ剤に関連するAnnex AAの修正
  • 「電子部品の劣化試験」に関連するAnnex BBの修正
  • 「逆サイフォン作用防止要件」に関連するAnnex CCの修正

EN 60335-2-58:2005/A12:2016 DOW 2019-01-22 – 新規変更

この欧州修正は以下の通りです。

  • EN 60335-1:2012と連携するパート2-58の家電の義務付け
  • 特定の要件を含み、機械指令 2006/42/ECの必須安全性要件に準拠する手段を提供します。
  • 「EU指令の必須要件のカバー」に関連するAnnex ZZの追加

EN 60335-2-89:2010/A1:2012 DOW 2019-02-12および60335-2-89:2010/A2:2015 DOW 2020-07-03 – 新規変更

60335-2-89:2010+A1:2012は、圧縮機内蔵、もしくはメーカーの指示に従った単独家電として、組み立て用の2つのユニットが提供される(分離システム)電気式商業用冷蔵庫の安全な要件を指定します。

重要な編集の変更は以下のとおりです。

  • IEC 60335-1および修正1~2のテキストに適合
  • トランスクリティカル冷蔵システムを使用する家電の要件の導入
  • 強化されたフレックス試験の導入

EN 60335-2-102:2016 DOW 2019-01-22はEN 60335-2-102:2006 EN 60335-2-102:2006 / A1:2010に変更

この欧州規格は、電気接続を持つガス、油、固形燃料の家電の安全性に対応しており、単相家電は250V、その他の家電は480V以上の電圧にならないように定格化されています。

この編集には以下の重大な技術的変更が含まれます。

  • 分離試験は、カップを置くことができるフラット面を持つ家電に導入されます(15.101)。
  • 用語と定義は番号が付け直され、いくつかの注記は標準テキストに置き換えられたか、削除されました(19.11.2, 22.103)。
  • この発行は、ISO/IEC指令に従い下書きされました。
  • パート2.このパート2-102は、IEC 60335-1とその修正の最新版と連携して使用されます。IEC 60335-1:2010、修正1:2013、修正Amendment 2:2016に基づいて確立されました。

ULの支援サービス

ULは、製品が調和法的要件の必須要件を満たしていることを示すことを専門的にサポートすることを保証し、顧客が該当する調和規格に従いコンプライアンス試験を達成することをサポートします。

さらに、ULはDマークおよびUL-EUマークに従い製品を保証しています。ヨーロッパで広く認識されているDマークおよびUL-EUマークは、家電に対しては任意であり、独立したサードパーティにより検証された調和欧州規格に製品が準拠していることを示します。したがって、自己申告に基づく必須のCEマークに加えて、補足のマークとなります。

当社のグローバル市場アクセスチームは、お客様が世界中で新しい要件へのコンプライアンスを達成していただけるようサポート体制を整えています。詳細について、または担当者へのお問い合わせは、グローバル市場アクセス(ul-certification.com)をご覧ください。

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